予想もしていないようなとってもうれしいことが起こったときに「願ってもないこと」といいます。そう、「願ってもないこと」のほうが意外とうまく叶ってしまうことが多いんです!
わたしが何かを願うとき、それは後にうまくいかないって心のどこかで思ってしまいます。だって、これまでもうまくいった試しがないから。「一願成就」の神社で、初詣で、何度願ったかわからない願い事も、ちゃんと叶ったって思うような経験は考えてみれば一度もありません。あれだけ苦しかった受験のときの神頼みも、結局叶わなかったじゃないですか。
しかし、それで不幸になったかといえば、そうではありません。受験はうまくいかなかったし、意識で思った願いは叶わなかったけど、「願ってもないこと」は叶っているから、今は幸せだと言えます。受験がうまくいかなかったから、ずっとやりたかった整体の仕事ができているし、本を読むことが仕事に直結するようになったんです。
だから、なにかを願いたくなったら、逆に「願わない」で「願ってもないこと」にしてしまう。そのほうが叶うって知っているから。「願ってもないこと」ばかりになると、不思議に叶って、満たされていきます。
『Sacred Sea ORACLE』 By Justine Serebrin
陰陽五行による解説
「願い」を「願ってもないこと」にしてしまうのは、意識を「手放す」ことです。陰陽五行で「手放す」は「金」の触媒になります。自分の意識で考えようとすると、それは必ず自分の「枠」で考えることになり、さまざまな可能性をなきものにして、わたしのが思う「ルート」だけで判断しようとしてしまいます(「土」的な発想)。そのため、「願わない!」と意識を「手放す」ことで、無限の可能性にアクセスしやすくなるということです。
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