自分のためが、誰かのためになる

オラクルメッセージ

いつも誰かのためを思って行動してきたわたしには、にわかに信じがたいことがあります。それは「自分のために行動することが、誰かのためになる」ということです!昔から「自分のため」に行動しようとすると、すぐに「自己チュー」とか「自分勝手」「自分だけずるい」というようにたしなめられてきたので、常に「他人のため」を優先することを学んできました。

しかし、「誰かのため」と自分を犠牲にしていると、本当は、まわりに嫌がられてしまいます。自分を犠牲にしてやっていることだから、まわりにも「ちゃんとお返ししてよ!」ってどこかで思ってしまったり、なんとなく恩着せがましい感じになってしまったりするんです。自分では態度に出していないつもりでも、相手にも同じことを求めたり、自分の頑張りを認めてほしいから、相手のことを厳しく裁いたりということもあります。そして、なにより自分が楽しくないし、どんどん奪われていく人間になってしまうのです。

誰かのためになるとき、それは自分が満たされて、そこから溢れ出たものがあるときです。自分が満たされていることは最低限のことであり、それがないと、誰かのために動くことなんてできないんです。だから、自分のために動いていれば、それは結局誰かのために、誰かを輝かせることになったりします。もっと自分のためのことをしよう。わたしのために、誰かのために。

『Oracle of Mystical Moments』 by Catrin Welz-Stein

陰陽五行による解説

自分のために動いたとき、満たされていくのは「心」です。「心」は陰陽五行では「火」に象徴されます。「火」は外部からの力として、誰かの「思い」に介入したとき、それを「実現」させるエネルギーになります。「火」のエネルギーを伝えるためには、自分の「心」が満たされていることが必要になるわけです。

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