小さい頃から家にはずっと動物がいました。たいてい、ネコとイヌとが世代ごとにセットで、今も実家にはネコとイヌがいます。どの世代の動物たちにも共通しているのは、わたしに対しては「飼い主」ではなく「友達」(または、それ以下)のような接し方をしてくるということです。なぜだか、他の家族とは違って、わたしの言うことは聞かないし、それでいて、体を摺り寄せて「撫でろ!」とアピールしてきたりするんです。わたしには「飼い主としての威厳がないのか」とがっかりしたときもありました。
しかし、動物たちと通じ合える感覚というのは、人一倍強かったような気がします。ツラいときには、イヌやネコたちと一対一で向き合って、ただ見つめているだけのときもありましたし、わたしに対する態度だけが違うのも、それはそれで彼らのナチュラルな部分を見せてくれていたのかもしれません。今でもすれ違うイヌがこっちをみつめて「あなたはわかってくれるよね」と語りかけてくるような気さえします。
重要なのは、わたしが動物たちと向き合っているとき、彼らの気持ちを読もうとはしていないということ。あくまでひとつの生命として、そんなリスペクトの気持ちで、彼らと向き合っているつもりです。だから、そこに緊張感はありません。それは、わたしがひとの気持ちを読みすぎて、常に緊張の高い状態からみれば、信じられないような世界。あの、動物たちと向き合う感覚のなかに、通じ合えるって実感があるような気がしています。
『Talking to Heaven Mediumship Cards』 by James Van Praagh
陰陽五行による解説
「通じ合える感覚」は「つながり」の感覚であり、これは「エーテル体」の成せる業です。「エーテル体」は陰陽五行では「土」に象徴されます。動物たちは人間よりも「エーテル体」が強い傾向があるので、動物に触れること自体が「エーテル体」を共有し、「つながり」を感じ、そして「通じ合える」ということになります。
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