自分が、自分のために、自分で考えたつもりでも、想像以上にまわりの影響を受けているものです。
ところで、昨日の晩ごはんはなにを食べましたか?
そして、それはどうしてですか?
家族がいる場合には、家族の誰かの意見を採用した結果なのかもしれませんし、忙しくて自由に選べるような状況ではないのかもしれません。しかし、ここで、自分が食べたいものを選んで、ちゃんとそれに従って食べたと胸を張って言えるひとがどれくらいいるでしょうか?ちょうど広告を見かけたからとか、安くなっていたからというものも、自分で選んだわけではありませんね。外からの要因がそれを決定付けたわけで、純粋な自分の意見ではありません。また、これだけCMがあふれている時代ですから、無意識に影響を受けていて、本当に自分の食べたいモノを決めるというのはその要因をすべて排除して感じていく必要があります。そう、それは、別に今日に限ったことではありません。
これは、食べ物のことだけに限りません。ほかのあらゆる分野においても、自分の考えだと思っていることが、誰かに押しつけられたものだったり、暗示からそう思い込んでいるだけのこともあります。今一度、自分は、本当に自分の考えで生きているのか、自分の頭を使って考えることができているのか、感じてみてください。自分の頭を使って考えなければ、誰かのいいように使われるだけの、ロボットのような人生になってしまいます。ちょこっとだけでも考えてみることが、その幻想の世界から抜け出すための唯一の希望です。
『Mystic Martian Oracle』 by Lisa Porter
陰陽五行による解説
わたしたちの住む「現実」は、陰陽五行では「土」に象徴されます。「土」は「枠」のことであり、この「枠」は「エーテル体」を介して、ほかのひとたちとのつながりを作ります。ただし、これは「枠」なので、そのなかでの「常識」や「こうあるべき」といったものにお互い影響されることになります。そうして「個性」が失われていく世界観でもあるわけです(土剋水)。

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