「他人の気持ちが手に取るようにわかる」って、そんなはずはないんです!(笑)
恋愛関係でも特に多い悩みが相手の気持ちについてのこと。「相手はわたしのことを嫌いに違いない」とか「本当に好きでいてくれるのか」とか。そうして相手の気持ちを考えてしまうとき、そのベースにあるのは、自分の孤独と決めつけです。孤独を感じて、脳がひとつのことしか考えられないような状態(発作状態)になると、「~に違いない!」と考えてしまいます。ある意味ではそうすることで、自分のことを守ろうとしているのかもしれません(嫌われていたとしても、自分のなかでは知っていたことにしたほうが傷つくことはない、と思っている)。こうして、「相手の気持ちが手に取るようにわかる」となり、そこに疑いすら持つことがありません。しかし、それって、孤独の脳が勝手に作り出した思い込みだったりするので、現実とはかけ離れていることが多々あります。けれども、こうなってしまうと、自分で自分のことを疑ったり、考えを改めようとすることもないから、そうなる前に対策しておく必要があります。
大切なことは「人間は他人の気持ちはわからない!」ということ。どこまでいっても、他人の気持ちを読むことなんてできません!なぜなら、それぞれの人間ではみている世界が違うから、その「常識」が違うんです。たまたま隣にいた人が、まったく同じ価値観で話をするわけがないでしょう。そして、もうひとつは「人間は、そもそも自分の気持ちすらよくわかっていない」ということです。「相手の気持ちはわからない、自分の気持ちもわかっていない」という前提を持っておくことが、相手の気持ちを考えすぎず、自分中心に動くためのコツです。
『The Female Archangels Oracle』 by Calista
陰陽五行による解説
「自分」と「相手」を区別して考えたとき、「自分」にないものが「相手」になります。そのため、「相手」の考えというのは、そもそも「自分」のなかにはなく、したがって、それを読むこともできません。それが重なることはないのです。これは「陰」と「陽」に分けたときから、そうなることです。

コメント