やる気スイッチを押そうとする

オラクルメッセージ

やる気スイッチを押そうとすると、反対の力がはたらいて、なぜだか「押せない~」ってなってしまいます。人間の心理はおもしろいもので、なにかを「がんばって」やろうとすれば、必ず反対の力がはたらくようにできているのです。神経が興奮すればするほど、空回りしてしまう感覚があるのはこのためです。いろんなことがうまくいくときって、興奮というよりも、むしろ抑制がちゃんとはたらいているときなのです。

だから、ポイントは「押そうとする」のではなく「押されるまで待つ」ということ。普通なら「いや、そんなの待っていたら、いつまで経ってもやれないじゃん!」となってしまいますが、これもまた、逆の力がはたらくので、「待つ」って思うと、反対の「押そう」が出てくるわけです。そのため、想像よりもずっと早く「あ、そろそろやろう」と思い出して、動き出すことができるようになります。

「がんばろう」と思うことの危うさは、ここからも説明できます。「がんばろう」と思えば思うほど、反対に「がんばれない」ということを思ってしまう。そうしているうちに、その二極の感覚が葛藤になって、ダブルバインドで動けなくなっていくんです。ですから、まずは「やらなくてもいい」と思ってみること。「やらなくてもいい」が、自分のなかで反対の力に転じるとき、実際には「やりたいかも」ということで感じられてくるのです。そしたら、もっとずっと自然な形で、自分のために動き出すことができます。

『Fairies Oracle Deck』 by Eugene Fletcher

陰陽五行による解説

「神経」の興奮は「木」に象徴されます。「神経線維」自体が「長い」し、「電気」で動くので、「木」そのものです。そして、「神経の興奮」=「木」の状態になるということは、「目の前」がみえなくなって、「浮足立って」しまうということであり、そういう状態では「目の前のこと」にうまく対処できなくなることがわかります。「目の前のこと」に力を発揮するためには、自分が「今感じていること」=「土」に意識を向ける必要があり、それが「やらなくてもいい」という感覚なのです。

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