小さい頃からアルバムをみるのが苦手でした。アルバムを開くたびに、自分の小さい頃の写真をみるたびに、ぎゅっとつらくなって、なんだか涙が出てきてしまうんです。頭で考えると「もう戻らない過去が懐かしくて」とか「あの頃に戻りたい気分」とか、そんな風に思っていたし、まわりからは「感受性が高いから」と言われていました。しかし、最近になってようやくその正体がわかってきたんです。
どうやら、わたしがアルバムをみると泣いてしまうのは「トラウマ」につながってしまうから。本当の「トラウマ」というのは、記憶にはないものです。その記憶は自分のなかにはなく、そこには不快な感情だけが残っています。だから、アルバムをみるだけで、なにということもなく、その不快感を想起してしまっていたわけです。だから、なぜだか泣けてきてしまう。
人間は思っているよりも、自分の気持ちがわかっていません。不快な感じの原因さえも、目の前のことなのか、トラウマなのか、考えてみてもわからないのです。しかし、だからこそ、目の前のことよりも、トラウマに起因することもかなりあることを認識しておく必要があります。この不快感の裏にトラウマがある、と認識することが、そのトラウマを解消する第一歩です。
『Crystal Intentions Oracle』 by Margaret Ann Lembo
陰陽五行による解説
「トラウマ」は「虎」と「馬」が結びついているので、「馬」=「火」と「虎」=「土」が一致してしまっている状態です。つまり、「土」=「場」に「火」=「感情」がつながってしまっているということで、「土」によって「火」が喚起されるというような状態のことをいいます。「土」によって、誘発されるものなので、結果的に「水」を剋する形になり、「トラウマ」が「個性」を制限するということになるわけです。

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