いっしょになって喜べる!

オラクルメッセージ

小さい頃から、なんとなくみんなといっしょに喜ぶことができなかった。誰かにすごくハッピーなことがあっても「そんなの偶然でしょ」とか「わたしだって運がよければ」と、うらやましく思う気持ちのほうが強くて、いっしょに喜ぶことができない。それでいて、自分がうまくいったときでさえ、素直に喜ぶことができなくて、どこか気取った態度をとってしまうから、だんだんまわりからひとがいなくなってしまうんです。いっしょにいても、楽しくないんだから、そりゃあそうよね(笑)。

まわりのひとと同じように喜んだり、楽しんだりできなかったのは「優越の錯覚」があったから。心のどこかで「自分のほうが賢い」「自分のほうが優秀だ」と思っていて、まわりのひとたちとのあいだに自分で壁を作ってしまっていたんです。

でも、本当に「優秀」なひとって、自分のことを「賢い」とかそんなふうに思っていないし、だからこそ、努力を惜しむことがなくて「優秀」なわけです。自信を持つのは悪いことではないけれど、自分で評価をしていること自体が、本当はとてもナンセンス。他人と比較している時点で、自分の目の前のことに集中できていないし、「錯覚」も起こしてしまうんです。

「みんなといっしょに楽しめない」に気がついたら、「優越の錯覚」と思ってみる。「自分のほうができるのに」「自分ほうが優秀なのに」って、それは自分で決めることではありません。評価はまわりがきめることだし、目の前のことをするのにそもそも評価は必要ないんです。わたしは、ただ目の前のことを淡々とこなしていくだけ。本当の優秀さは、そこにあります。そして、そうしているから、自分にあったみんなと喜びを分かち合い、楽しく過ごすことができるんです。

『Crystal Intentions Oracle』 by Margaret Ann Lembo

陰陽五行による解説

「優越の錯覚」を起こしてしまうのは、すべてを「自分の世界」で完結させてしまうからです。みんなにはみんな、それぞれの世界があって、その世界観を尊重することが重要です。しかし、「自分の世界」で考えてしまうと、自分が基準なので、そこに比較が生じ、そして、自分が「優秀なはず」となってしまいます。これは陰陽五行では「土」の価値観です。みんなと楽しくできることは、それぞれがみんな楽しいわけなので、「個性」を発揮している世界観です。これは「土」と「水」のせめぎ合いの話ということがわかります。

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