「タロットって、未来を当てるものですよね?」
もちろん、未来について占うことはできます。
でも私は、タロットの面白さは「未来を当てること」だけではないと思っています。
むしろ、
今のまま進んだら、どうなりそうなのか。
そこを見るものに近いです。
未来は、まだ決まっていない
たとえば、
「この人と付き合えますか?」
と聞いて、あまり良くない結果が出たとします。
そこで、
「付き合えません。終わりです」
としてしまったら、占う意味があまりありません。
そうではなく、
「なぜ、今のままだとうまくいかないのか?」
「何が引っかかっているのか?」
「では、どうしたら流れが変わるのか?」
こっちのほうが大事です。
だって、まだ起こっていないことなら、変わる可能性がありますから。
「当たる」だけでは、ちょっともったいない
実際に鑑定をしていると、
「当たってる!」
と言っていただくことがあります。
それはもちろん、うれしいです。
でも、「当たってる」で終わってしまうと、ちょっともったいない。
タロットに今の状態が出ているのなら、
なぜ、そうなっているのか。
そして、
ここから、どうするのか。
そこまで考えるために使えるからです。
私はタロットを、未来を決めてもらうためのものではなく、
自分では見えていなかったものを見るためのもの
だと思っています。
カードは意外と、普通のことを言っている
タロットというと、神秘的で特別なものに見えます。
死神が出た。
塔が出た。
悪魔が出た。
「えっ、大丈夫?」
となりますよね。
でも、カードをよく見ていくと、人間が普段経験していることが描かれています。
始める。
迷う。
欲しくなる。
失敗する。
立ち止まる。
手放す。
また始める。
案外、普通です。
人間が何百年、何千年と繰り返してきたことを、象徴的な絵にしたものだと考えると、私はとても面白いと思います。
だからこそ、何百年も前につくられたカードなのに、今の私たちが見ても、
「ああ、これ、わかる」
となるのでしょう。
タロットは「答え」ではなく「きっかけ」
これは、うちの整体とも少し似ています。
整体を受けたから、人生が突然すべて変わるわけではない。
タロットを引いたから、未来が決まるわけでもない。
でも、それまで気づかなかったことに気づく。
見方が少し変わる。
選ぶものが変わる。
そこから、流れが変わることがあります。
だから私は、タロットそのものに人生を決めてもらう必要はないと思っています。
カードを見て、
「あれ?もしかして……」
と何かに気づく。
そのくらいが、ちょうどいい。
未来を当てることよりも、
未来が変わるきっかけになること。
私は、そちらのほうがタロットの面白いところだと思っています。


コメント