事務所の壁が広いから飾り付けようと思っていたら、いつのまにか映画のポスターでいっぱいになっていました。自分でもこんなにポスターを飾るつもりはなくて、たまたま偶然が重なってしまったという感じで、壁一面を埋め尽くすようになったのです。そして、たくさんのポスターを次はどこに貼ろうかと考えたとき、本当に「豊かだなぁ」と実感できたのでした。
考えてみれば、ポスターなんてこれまで一度も買ったことがありません。ドラマや映画でよくみる、自分の好きなものだけに囲まれた、あのティーンエージャーの部屋に憧れて、ポスターを飾りたいと思ったことはあったような気がします。でも、うちはモノが多くてポスターを貼れる壁はなかったし、そもそも自分の好きを主張できるような状態でもなかった。映画も、自分では教養としてみているだけだと思っていたから、それが好きだということにさえ最近まで気がついていませんでした。
大人になったら、自分で自分の憧れを叶えてあげることができます。小さい頃にはできなかった憧れを自分の力で実現することができるんです。憧れの空間を作ったり、ずっと欲しかったぬいぐるみを買ったり、自分で自分に再教育できるのが大人の特権です。今からでも、叶えたい憧れはなんですか?叶えられていない自分の小さな憧れを叶えてあげることが、本当に心が満たされていくための第一歩です。
『Sacred Light Oracle』 By Anna Stark
陰陽五行による解説
陰陽五行では、自分の「思い」を「実現」させるために、「火の触媒」が必要だと説明されます。「火の触媒」は通常、外からやってくるもの、高次の存在の介入だとされますが、それは自分の「心」からくるものでもあります。自分の「好き」というのは、「心」からでもあり、「高次」からのものでもあります。なぜなら、なぜ「好き」なのか、その本当のところはうまく説明できないからです(生まれた時から決まっているのかもしれません)。ですから、自分の「好き」を認め、そしてそれを叶えていくこと自体が、自分にとっての「火の触媒」となって、もっと大きな「思い」を「実現」させる方向に進ませる原動力となるのです。
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