「強い心を持ちましょう」と小学生くらいのころから標語として聞くことはあっても、そのためにどうすればいいのか、まったくわかりませんでした。「心の強さ」といったとき、それは「意志の強さ」と同じでしょうか?なんでもすぐにやる気がなくなってしまうのは、わたしの心が弱いから?それで、どうやったら心を鍛えることができるのでしょう?
「心の強さ」のひとつの指標として「好きなものがわかっている」ということがあると考えています。自分の「好きなもの」がはっきりしていると、そのためにいつもより少しがんばることができます。映画でも、好きな人や愛する者のためにがんばるシーンがよく描かれますが、それこそが「心の強さ」ではないかと思うわけです。
そして、自分の「好きなもの」とは、自分の本質的なところにつながるものでもあります。つまり、「好きなもの」がはっきりして、そのために力を発揮しているとき、それは自分の魂に従っているということであり、そこでは本人に苦しいという感覚はないはずです。ですから、映画でもそういうがんばりのあとに、ちゃんと笑顔で、ハッピーエンドになったりするではないですか。
「好きなもの」のためならがんばれるって、なんだか子供みたいで、恥ずかしいような感じもしてしまいます。でも、子供の「好き」の強さときたら、凄まじいものがあります。ポケモンとか恐竜とかの名前をあんなに一生懸命覚えるのって、ただ事ではないです(笑)。好きなものが手に入らないときの泣き声も、凄まじいいエネルギーです。子供のように、純粋に「好き」を感じたときに、「心の強さ」を身につけることができるなら、「好き」を感じることはもっとカッコイイものだとわかるはずです。
『Sacred Light Oracle』 By Anna Stark
陰陽五行による解説
「心」は陰陽五行では「火」に象徴されます。「好き」というのも「火」です。そのため、「好きなもの」が「わかる」ということは「火」のエネルギーを高めて、「心」の強さにつながるとわかります。
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