昨日まで読めなかった本が、今日になって急に読めるようになることがあります。「読まなきゃ~」と思って、机の端に1か月も前から積んでいたのに、今日起きた途端に「あ、読んでみよう!」と思って、開いてみたらサラッと読めちゃったりするんです。自分の変化がちゃんとわかる瞬間ですね。
わたしの「わたし」という意識は一定だと思っているから、毎日同じことの繰り返しだと思っています。けれども、人間である以上、常に変化し続けていて、常に進化し続けているはずです。本が読めるようになっていくのは、リアルに知能があがるから。直接的に本を読んだり、勉強していなくても、いつのまにかやりたいことをやるための知能を身につけて、次にやるべきことに向かっていくことができるようになっているのです。これが人間としての進化です。
ですから、諦めたり、それを無視してしまうと、その可能性をどんどん自分で狭めてしまうことになります。読めない本を諦めて捨ててしまったら、そこで試合終了です。今はできない夢を放り投げてしまったら、自分の思いはどこに向かわせたらいいのでしょう。今は難しいことでも、タイミングが来ればそうなるようにできているものです。変化の波はすぐそこに。あとは乗るだけです。
『GODDESS POWER ORACLE』 By Colette Baron-Reid
陰陽五行による解説
「変化」していくことは「排泄」と同じです。陰陽五行では「今のわたし」は「土」に象徴されます。正確には「わたしだと思っているもの」のことです。また「変化」は「金」に象徴されます。「金」は「排泄」や「呼吸」の象徴でもあります。つまり「要らないモノを出す」ことで、「今のわたし」を維持しているわけですが、「排泄」をしなくていい人間がいないのと同じで「変化」をしない人間もいないということです。しかし、「今の自分」へのこだわりが強すぎると、この「変化」を否定してしまいます。それでは「本は読めない」ままだし、やりたいことはできないままになってしまいます。
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