まわり道のすすめ

オラクルメッセージ

効率を求めることがすべてではありません。現代人はとにかくすることがたくさんあるから、なんでも効率がいいようにって思ってしまいます。でも、大切なことは、まわり道のなかにあったりするものです。

わたしが整体(マッサージ的なもの)を仕事にしたいと最初に思ったのは、中学生のころ。小学校高学年になるころには、肩こりがひどかったわたしは、中学生で吹奏楽をはじめると、それがますますひどくなっていきました。それで、整骨院に連れて行ってもらったのをきっかけに、こんな仕事がしたいって思うようになりました。

しかし、そこから理学部(タンパク質や遺伝子の勉強)、そして理学療法士の学校、就職を経て、やっと、今の整体を仕事にすることになったのです。考えてみると、少なくとも10年はまわり道をしているといえます。

普通のひとからすると「せっかくの理学療法士の勉強がもったいない!」とか「理学部で学んだことは意味ないじゃん」とか思われるかもしれません。そう、直接それが活かされるということは、今のわたしの生活ではないことです。

けれども、そこで学んだことは、間違いなくわたしの血肉となって、深いところで息づいています。占いをするようになって、ますます感じるのは、直接よりも間接的なもの、意識よりも無意識的なものの影響のほうが、実は大きかったりするということです。

まわり道をすると、そんな間接的で、無意識的なものを取り入れることができます。意識以外のところに触れることができるのは、まわり道をするからこそなのです。今日は、ちょっと寄り道しませんか?いつもと違う道を通って、たまには少しまわり道。

『the dream weaver’s oracle』 by Colette Baron-reid

陰陽五行による解説

「まわり道」をするのは、直感的であったり、なんだかしらないけれどという感覚です。ここに挙げたエピソードも、そういう流れであって、自分ではどうしようもなかったといえます。つまり、そこには自分の意志だけではない、なにかがはたらきかけたと考えられます。これを陰陽五行では「火」の触媒といいます。自分で「まわり道」をしようとすることは、この「火」の触媒とつながるためのひとつのやり方で、意味のない「まわり道」だからこそ、直感的なものや、無意識にアクセスしやすくなるといえます。

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