わたしの限界を、わたしが決めている。

オラクルメッセージ

大学生のとき、うちのゼミの教授に「がんばります!」というと、必ず、その教授は「がんばるのは当たり前だから」とおっしゃられました。そして、ニヤニヤしながら近づいてきて「あなたの限界を決めるのは自分じゃないよ。」と付け加えられました。教授によると、わたしの限界を決めるのは、自分でではなく、みているまわりが判断することらしいのです。

「まわりのひとが限界を決める」というのは「倒れるまでやれ!」という感じがして、いかにも体育会系の発想で、現代にはふさわしくないと思います。しかし、「限界を決めるのは自分じゃない」というのは、そうなのだろうと思うのです。最初から自分で限界を決めて、「ここまで」という線引きをしていると、そこが目標になるからいつまで経っても、そのラインの60~80%くらいの力しか発揮できません。自分の限界を超えて、その先の世界にアクセスしているひとたちって、自分で決めた限界なんてものはなくて、放っておいたらどこまでも先へと進んでいってしまう、そんな勢いがありますね。ですから、わたしが勝手に決めた限界などというのは、本当に幻想に過ぎなくて、それを言い訳にしたり、なにかの理由付けにしている意味の方が大きかったりするわけです。

そして、おもしろいのは、わたしがわたしの限界を設定したところで、そこには誰も興味がないということ。わたしとしては、自分のための言い訳にして、なにかを守るために考えているつもりでも、そこには誰も興味がない。わたしが「ここが限界」といったところで、ひとは「あ、そう」で終わりなんです。ですから、自分で自分に限界を設定するって、本当にナンセンスです。その無限の可能性につながることこそ、この人生を謳歌するための鍵だと思うのです。

『Earth & Bone Oracle』 by Sirian Shadow

陰陽五行による解説

「自分で限界を決める」ことは、自分で「枠」を決めることなので、陰陽五行では「土」に象徴されます。「土」は「地に足をつける」ためには必要な考え方ですが、一方で、そこから抜け出して「無限の可能性」にアクセスするためには足かせになることもあります。ここでは「無限の可能性」は「木」とし、そのせめぎ合いという形にしてみました。本来、わたしたちの「思い」=「木」は、「無限の可能性」をみていてしかるべきなのです。

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