物事は、わたしが思っている以上に「計画通り」に進んでいるらしいです。「いや、うまくいっていない!」と思っているのは、わたしの意識の部分だけで、しかし、それも含めて、すべては「計画通り」なんですね。
カードを使った占いなど、いわゆる「なにがでるかな」の「卜占」と呼ばれるタイプの占いでは、そのことがよくわかります。52枚のトランプでも、そのひとつのデッキをシャッフルしていくと、一秒間に一回並び替えるとして、一生かけても二度と同じ並びにならないことが数学的に証明できるそうです。そうだとすると、78枚あるタロットカードで、しかも上下があるなら、さらに天文学的な数字になって同じ並びを再現するのは、ほとんど不可能どころか、ありえないということになります。しかし、カードの占いでもちゃんと当たるし、なんなら他のひとと同じ占いの結果として、一致したものが出たりもするわけです。もはや、導かれているとしか思えないですね。占いの結果が「当たる」というよりも、それを引いて、そう解釈すること、そう言葉にすること、そう受け取られること、そんなものが計画されているとしか思えないほどです。
でも、だからといって、自由意志がないと言っているのではありません。「うまくいってない」と思っているのは意識だけで、本当は、すべて「計画通り」に、わたしの意志に従って物事は進んでいるはずなのです。だから、占いでも「そうだよー」って結果が出るはずです。そこに抵抗するのは、わたしの意識だけ。いちいち自分にダメ出しをしてしまうわたしだから、それをあえて否定して、大事なチャンスもぶち壊してしまうんです。本当は、そう、だいじょうぶ、うまくいってる。すべて計画通りでございますのよ!
『Elemental Alchemist Oracle』 by Nyasha Williams
陰陽五行による解説
陰陽五行において、自分の「思い」を「現実」に近づけるのは、「火の触媒」の役割です。つまり、自分にできるのは「木」の「思い」をどちらに向けるかという方向付けだけ、ということになります。ポイントは、それを方向付けだけして、あとは外部からの「触媒」を受け取っていくしかないということ。自分でいくら頑張ろうとしても、「触媒」がなければ、「現実」につながっていかないわけです。また、頑張ろうとすればするほど、「木」があがってエネルギー的に逆方向になってしまいます。
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