自己紹介で、過去を基準に語るひとは、どこかで頭打ちが来るらしい。逆に、未来を基準に「なにをやっている」「どういう自分である」を語れるひとは、それに向かってまっすぐ突き進んでいける。
わたしは、自分の語るとき、つい、今までなにをやってきたか、これまでどういう生き方をしてきたかで語ってしまいます。「こういう苦労があって」とか「こんなつらいことがあって」と、その経験が自分を作っていると語ってしまうんですね。しかし、それはそれとして、大切なのは、これからどうしていくか、これからどういう自分でありたいかということです。
そういうことを考えてみると、怖くなるのは、そうして過去を基準に語るとき、未来の姿を想像できない自分になっているということ。いくら「なりたい自分」って考えてみても、過去を基準にしているから、その延長から抜け出せない、そんな狭い自分しか想像できないんです。
「なりたい自分」になっていくなら、これまでの過去は関係なしに、自分がどうありたいかを語れることが重要です。過去がどんなに潰されてきても、本来の自分はそんなものではありません!だからこそ、「なりたい自分」を思い描けるし、そこを目指そうと思うわけです。過去を振り切って、自分がどうありたいか、それで自分を語れる自分が、未来につながるわたしです。
『Buddha Wisdom』 by Laura Santi
陰陽五行による解説
自分の「未来を語れる」ということは、自分のやりたいことが「明らか」であり、「現実」の方向性がみえているということです。そのため、それができること自体が、陰陽五行における「火」の触媒として機能することになります。「火」の触媒がはたらくから、結果的に、「思い」が現実化していくことになります。

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