意識の進化とは、ひとつのものをさまざまな角度からみることができるようになること。
子供の頃には、想像もできなかったようなことが、大人になると、それを同時に認識できるようになったりします。例えば、ピクサー映画の『トイストーリー』は子供の頃には、単なる「おもちゃの話」であって、それ以上の意味を考えることもありません。目の前で展開されるおもちゃたちのドタバタが楽しいのであって、そこに他の意味を重ねたり、隠された意味を考えたりすることは、まずないでしょう。しかし、大人になって、意識が成長してくると、それは単なる「おもちゃの話」にとどまらず、自分の身の上に置き換えてみたり、まわりの誰かの状況と重ねてみたり、あるいは、ピクサーやディズニーの会社自体の物語が後ろに隠されていることに気がついたりします。しかも、それが頭のなかで混ざり合って、同時に理解されてくるのです。まさに、ひとつのものをさまざまな角度からみるって、こういったところで再現できていたりするわけです。
これを自分の目の前のこと、人生において、感じ、考えることができるのが、意識の進化。ひとつのことに「むかつく！」などの感情のレッテルだけで判断しないで、「そういうこともあるよね～」となんてことがちゃんと理解できるんですね。
『Mystic Martian Oracle』 by Lisa Porter
陰陽五行による解説
陰陽五行でものごとを考えること自体が、なにかにレッテルを貼ることではなく、いろんな角度から考えるということを学ばせてくれます。「陰陽五行」は、あくまでなにかを理解するための考え方であり、はじめに「太乙」があって、それを「陰陽」に「わける」ことからはじまります。ここで大切なのは、はじめはすべて「ひとつ」であるということを前提にしているということです。
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