ありがたいことに最近は、身体の不調だけではなく、メンタルのケアを目的に整体を受けてくださる方も増えました。
私が「身体」と「心」をここまでつなげて考えるようになったのは、自分自身がメンタルを崩して、身体が動かなくなった経験があるからです。
理学療法士だったので、それ以前から「心の状態が身体にも影響する」ということは、理屈では知っていました。
でも、自分が本当に「力が入らない」「なぜかわからないけれど痛い」という状態になってみると、知識として知っているのとは全然違いました。
心の状態って、こんなに身体に出るんだ。
そこで初めて実感したのです。
心が身体に影響するなら、逆もできるのでは?
たとえば、気分が落ち込んでいるとき。
うつむく。
呼吸が浅くなる。
動きが小さくなる。
周囲への注意も変わる。
こうして考えると、「心」と「身体の動かし方」は、完全に別々ではありません。
もちろん、すべての身体症状に心理的な原因がある、という意味ではありません。病気やケガについては、必要に応じて医療機関で診てもらうことも大切です。
ただ、
内面 → 身体の使い方 → 身体の状態
という流れがあるのなら、逆方向から辿ることもできるのではないか、と私は考えています。
つまり、
身体の状態 → 身体の使い方 → 内面
です。
だから私は、整体という身体へのアプローチから、心にも変化が起こることがあると考えています。
「戻った」ではなく「次に進んだ」
もうひとつ、施術をしていて感じることがあります。
何度か通ってくださっている方を見ていると、毎回まったく同じ問題を繰り返しているようには感じないのです。
前回とは違うところが気になる。
以前なら気づかなかったことが気になる。
別の悩みが出てくる。
一見すると「また不調が出た」と思うかもしれません。
でも私は、それを必ずしも「元に戻った」とは考えていません。
ひとつ整ったから、次のものが見えてきた。
そんなふうに感じることがあります。
身体だけを整えるのでもなく、心だけを整えるのでもない。
身体から心へ行くこともあれば、心から身体へ行くこともある。
人間は、そもそもそんなにきれいに分けられるものではないのだと思います。
だからsalon GeOdeでは、身体と心を切り離さず、そのときの「今」に合わせて整えていくことを大切にしています。


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