ルノルマンカードを使っていて、
「このカードって、結局どういう意味なんですか?」
と聞かれることがあります。
もちろん、それぞれのカードには基本的な意味があって、それをわかりやすく表現したキーワードのようなものもあります。
しかし、「このカードの意味は?」だけでは、まだ答えられないと思っています。
なぜなら、「何について聞いたの?」がそもそもわからないからです。
同じカードでも、質問が違えば見え方が変わる
たとえば「犬」というカードがあります。
犬と聞けば、
友達。
信頼。
仲間。
そんなイメージが浮かぶかもしれません。その感覚こそが、ルノルマンカードを読み解くための、発想になります。意味としては、ほぼ「正解」と言っていいでしょう。
しかし、
「この人との恋愛はどうなりますか?」と聞いて出た犬と、
「今の仕事について教えてください」と聞いて出た犬では、
同じように読むとは限りません。
ここで引いたカードは、同じです。
変わったのは「質問」です。
まぁ、これって、よく考えると当たり前のことなんですよね。
答えより先に、質問がある
たとえば誰かに、ふいに、
「どう思う?」と聞かれたら、
「何が?」となります。
今日の服についてなのか。
仕事についてなのか。
昨日あった出来事についてなのか。
何について聞かれているのかわからなければ、答えようがありません。
ルノルマンも、それに近いところがあります。
カードだけを見て、「これは○○という意味です」と考えるのではなく、
何を聞いたことに対して、このカードが出ているのか。
そこが大切なのです。
「何が出るか」ばかり気にしなくていい
占いをすると、どうしても出たカードが気になります。
良いカードかな。
悪いカードかな。
どんな未来なんだろう。
でも、実はカードを引く前の段階から、占いの意義は始まっています。
「私は、いったい何を知りたいんだろう?」と考えてみる。
彼の気持ちを知りたいと思っていたけれど、本当に知りたいのは、
「この関係を続けていいのか」なのかもしれない。
仕事を辞めるべきか知りたいと思っていたけれど、
「なぜ、こんなに辞めたいと思っているのか」
のほうが気になっているのかもしれない。
質問を考えているだけで、自分が気にしていたことが見えてくることがあります。
それならもう、カードを引く前から占いは始まっているのだといえます。
ルノルマンは、けっこう現実的
私は、ルノルマンカードには独特の面白さがあると思っています。
すごく神秘的なことを語っているように見えて、
「で、何が知りたいの?」
とフレンドリーに、かつ直接的に聞いてくる。
なんとなく聞けば、なんとなくしか見えてこない。
ちゃんと聞けば、急にカード同士の話がつながってくる。
だから私はルノルマンを見るとき、
「何のカードが出るだろう?」より、「私は何を聞こうとしているんだろう?」
を大切にしています。
いい答えが欲しいなら、いいカードが出ることを願うより、
まず、自分の質問を見てみる。
もしかするとそこに、すでに答えの半分くらいは隠れているのかもしれません。


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