遺伝子は元々持っているもので、一生変化しないものと思ってしまいます。しかし、実際には、例えば夫婦が似てきたり、師匠と弟子が似てくるなんてことが起こります。もし、遺伝子が生まれてから一生変化しないのであれば、本人が似るのは父親と母親だけで、遺伝的につながりのない相手に似るのはあり得ないことです。
顔が似てくるのはわかりやすいですが、ほかにもしゃべり方や挙動までもが似てくることもあります。人間の行動は脳や神経などによってコントロールされていると考えれば、結局、身体の構造に由来して、そういうしゃべり方、挙動をしているので、これも遺伝子が支配していると考えられます。つまり、夫婦でも師匠と弟子でも、遺伝子レベルで同じようになっていっているということが考えられます。
遺伝子が活性化して、相手に近づくことができるのは「尊敬」するからです。相手を「尊敬」したとき、相手に近づこうとする脳は、その遺伝子までマネしようとするのです(科学的に証明されているわけではありませんが)。その結果、相手と同じ遺伝子のスイッチが入って、相手のマネ、見た目や挙動までもが似てくるということが起こります。ですから、遺伝子を活かすためには「尊敬」する相手を見つけて、そのマネをしてください。「尊敬」していれば、遺伝子レベルで、その相手に近づこうとする自分に変化が必ず起こります。
『Sacred Sea ORACLE』 By Justine Serebrin
陰陽五行による解説
陰陽五行で「遺伝子」は「木」に象徴されます。「DNA」の構造がらせん状で「長い」ということからも「木」の象徴であることがわかります。「木」が「転写・翻訳」されて、「肉体」(「土」)としての「形質」が現れることからも、「木」から「土」のルートそのものに重なることがわかります。
「尊敬」は、陰陽五行では「金」です。「金」は「神々しい」ことの象徴でもあり、少し「上に置く」というイメージです。「金」は「金剋木」の関係によって、「木」を抑制する性質があります。これは、自分独自の「木」=「遺伝子」を抑制するということであり、尊敬することによって、わたし独自の遺伝子は刈り取られていくことを意味しています。それと同時に、残った部分は、相手への「尊敬」の「思い」であり、それに近づこうとする「意志」なので、結果的に相手の遺伝子と同じところだけが残されて、挙動や見た目も似てくるということが起こります。
コメント
Very interesting details you have observed, thank you
for posting.!
Thank you!d(⌒ー⌒)!