そのままの自分を信用できない理由

オラクルメッセージ

「ありのままの自分がすばらしい」「そのままの自分がいい」とよくいわれます。別の誰かになろうとしたり、そのために無理になにかに取り組んだりしてみても、その「変わらなきゃ」という緊張感が人生を自分が望まない方向に導いてしまうからです。

この「変わらなきゃ」を感じているときというのは、自分のことも信用していないし、もっと大きくいえば自分を導く無意識や宇宙、あるいは神や天使のような存在も信用できていない状態になります。それではうまくいくはずがありません。

どうしてこのような悲惨な状態になるかというと、正解・不正解の判断を常に意識づけられ、基本的な思考が「白黒思考」になってしまっているからです。本来の自分はもっと自由な発想を持っているはずなのに、それが「正しいかどうか」を考えることがクセになり、すばらしいアイデアを思いついてもそれを認めず「常識的に」などと考えて、いつの間にか自分のなかからステキなアイデアを消してしまうということをやっているのです。

さて、この「白黒思考」の原因をさらにたどれば、学校や家庭での教師や親との関わり方に由来しているはずです。そこで「いい子」「賢い子」を演じることが多ければ多いほど、枠にはまって、白黒思考しかできなくなっていきます。どんなに「いい子」になったって、結果として、本来の自分の自由さが制限されて、「そのままの自分」を認められなくなって、ガチガチの思考をもって成長してしまうのです。

大人の私のすばらしいところは、それに気がついて、自分をちゃんと認める、信じることにギアを入れ替えられること。子供の私にはできなかったことも、大人の私はちゃんと気づいて、自分のやりたいように、常識を気にしないで行動することができます。

無理だと思っていたこと、自分のなかでやっちゃいけないと思っていたことをやってみましょう。もちろん犯罪や命に係わることはダメです!が、それ以外なら、どんなことでもできるはず。「ずっとやりたかったことができた!」ときに、自分への信頼を取り戻し、ありのままの自分でいられるきっかけを掴めるでしょう。

陰陽五行による解説

「いい子」「賢い子」でいようとすれば、最終的に「白黒思考」に陥ってしまうことは陰陽五行でも説明できます。

「いい子」であろうとすることは、親や学校の期待に応えることであり、これは「枠」になります。この「枠」というものが、五行では「土」の象徴にあたります。五行の「土」は、植物を育てる花壇の「枠」のイメージがピッタリですが、そこには「育てるが、腐らせる」という2面性を持っていることが特徴になります。そして「土」はやがて「金」になっていきます。五行の「金」は、「土」の「枠」のなかで「さらに固まって作られた金属」のことです。そのため、「土」よりもさらに狭い世界になっており、これが「白黒思考」あるいは「敵味方思考」になっているという状態です。陰陽五行では、この状態になったことを「マイナスゴールド」といいます。

五行の「金」は「木」を剋する関係にあるので、この状態になると、「木」の象徴する「思いのエネルギー」つまり自分本来の「自由さ」が抑圧されてしまうということになるのです。

また、今回のカード『Trust The Universe(宇宙を信頼する)』というのは、五行では「火」にあたります。ここでこのカードが出ることは、もっと宇宙を信頼してほしいということを示しており、これは「火」の要素が不足していることを表しています。「火」は「金」を抑制するので、「火」が不足していることは、ますます「金」を元気にさせて「白黒思考」の悪循環に囚われていってしまうということです。ですから、対策としては「ちゃんと自分を認めてあげる」「したいことをちゃんとする」ということがポイントになります。これは「火」そのものをエネルギーをもっていることだからです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました