未来のことはわからなくていい

オラクルメッセージ

人生では未来に何が起こるか、まったくわからないものです。映画やマンガでは、未来を知っているからそれを変えるために奮闘するというストーリーがよく登場しますが、現実には、未来はまだ「存在すらしない」ので、現在に生きる自分にはまったくわからないのです。

それでもわたしは未来のことに確信がほしくて、何をはじめるにしても「これをやったらどうなる?」「これをやって将来、何のメリットがある?」と結果を求めて行動しようとしてしまいます。「これをやったらこうなるよ」と誰かに教えてもらえれば、その少しの安心に飛びついて、今の不安定さから一刻も早く抜け出すために「とりあえず、それ!」という選択をしてしまうのです。

本当は、未来のことなんてわからないから、自分が「今やりたい!」と思ったことをやるだけ、それだけで結果が高く高く積みあがっていきます。別に、未来の結果なんて考えなくていいはずです。むしろ、「未来はこうなる」という想定をしてしまうことは、自分の可能性を制限してしまうことになります。「未来」はわからないからこそ、無限の可能性を秘めているはずなのに、現在を生きる自分がその結果を知っていたら、それだけ小さな世界を生きる人生で終わってしまいます。現在の自分が想定できる未来なんて、本当にちっぽけです。

未来のことは、未来の自分にお任せしましょう。今を生きるわたしは、今のわたしがしたいことをするのが仕事です。この今を積み重ねることが、未来につながっていくなら、なおさら今を充実させるだけでいいのです。未来が気になって、不安になってしまったら「未来のことはわからない」とつぶやきます。未来のことはわからないし、わからなくていいんです。

今を思いっきり楽しみましょう!

陰陽五行による解説

未来のことを考えると、不安になってしまいます。そして、その不安に対して安心を求めてしまうから「原因と結果」を結び付けようと想定してしまうのです。

「未来」は自分の「想像」のなかにしか存在しません。完全に「頭のなか」だけで展開されているストーリーなのです。ですから、「未来」は陰陽五行では「木」に象徴されます。自分の「思い」があたかもそこに存在するかのようにさえ、思わせているわけです。

「木」は「フワフワ」と浮き上がるようなエネルギーなので、現実を生きるわたしたちには不安定な感じがします。そのため、「未来」のことを考えると安定を求め「土」にあてはめた思考をしてしまうのです。しかし「土」の枠組み思考は、現実では通用します(例:これをこっちに動かすと、こっちに来る)がまだ確定していない、存在すらしていない「未来」にはまったく通用しません。何が起こるかわからないから「未来」なのです。結果がわかるという時点で「未来」が破綻してしまうのがわかるでしょう。

また、「木」は「伸び上がるエネルギー」なので「無限の可能性」をはらんでいますが、「土」は「現実的なエネルギー」なので、それだけ「現実」「現在」に縛られていきます。自分がどれほど生き方を変えたいと望んでも、「未来」を想定していると、それだけで「現在」の自分に縛られて、成長できなくなってしまうのです。

未来のことはわからなくていい、いや、わからないからいいのです。

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