それって本当にしたいこと?

オラクルメッセージ

学生の頃、いくら寝ても眠たくて、朝は起きられないし、家に帰っても制服のまま寝てしまうことがしょっちゅうでした。そのため「わたしって、寝ることが本当に好きなのね!」と長年思っていました。また、ゲームもマンガも、ルールが厳しい家でしたが、そんななかでもやっぱりゲームがしたくて、マンガが読みたくなって、隠れてでもやろうとしていたので「あ、わたしって結構マンガもゲームも好きなのかも!」って思ってきたのです。

しかし、自分の心とつながることを学ぶとまったく違うことがみえてきました。自分に素直になってみると、むしろ朝は「起きたくて仕方ない」のです。あれだけ眠たかったのウソのように、やりたいことがあるから起きるが自動的にできるようになりました。また、ゲームやマンガも、もちろん気晴らしとしては好きですが、それ以上のものではなくなり、必要以上にお金や時間をかけることがなくなったのです。

寝ることも、ゲームをすることも、マンガを読むことも悪いことではありません。しかし、それは他人から「やらされている」可能性があります。まわりの「どうせこのひとは~」とか「一般的に~」のような目線が暗示になって、自分のやりたいことのように作用してしまうのです。わたしの場合は「この人は朝が苦手な人間」「ゲームやマンガを隠れてでもやるダメ人間」ということにされていました。そのため、いくら自分で努力しても、その暗示が常にはたらいて、いつのまにかその方向に引っ張られてしまっていたのです。

本当に自分がしたいことを見分け方のひとつは「後悔しないこと」です。「あーまたやってしまった」となるのは、やらされていることの可能性があります。そうなってしまうパターンは毎回同じようになるので、「やりたいと思っているけど違うかも?」と気づけるようになっていきます。またもうひとつの見分け方は、一度疑って確認することです。心のやりたいことを聞いてみると「休みたい」と出てきても、いったん「ほんとかよ?!」と聞きなおしてみるのです。本当にやりたいことは、疲れていてもやりたいことですから「休みたい」というのも暗示の可能性があります。1日ゆっくりしたあとで「1日ムダにしてしまった~」と後悔が出てくるならなおさらです。

そうやって、本当の自分とつながることができていくと今日という日に後悔することがなくなっていきます。なにをやっても自分の判断が間違ってしなかったという自信が持てるし、余計な誘惑に惑わされることもなくなります。それは「自分が本当にしたいこと」ではなかったと気づき、着実に回避することができるようになっていきます。

『ORACLE OF THE FAIRIES』 by Karen Kay

陰陽五行による解説

 人間はついつい「枠」でものごとを考えてしまいがちです。「このひとは~だろう」「こういうひとは~だ」としておけば、余計なことを考える必要はなく、自然と分類しておくことができるためです。そして、危険なひとには近づかないということで、自動的に危険を回避することができるのです。

しかし、これが行きすぎると「決めつけ」になります。「決めつけ」は「思い込み」、「思い込み」はそのひとの「思い」ですから、陰陽五行では「木」に象徴されます。「木」は「木剋土(もっこくど)」の関係によって「土」をやっつける、つまり「土」の「現実」を歪ませてしまう力をもっています。その結果、相手がどうであれ、「思い込み」が「現実」を作るという「暗示」になってしまうわけです。

ですから、誰かの「暗示」にかかった現実を疑い、本当の自分につながることが重要です。

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