ひとつだけ、絶対に外れない予言をするなら「この人生はいつか終わる」ということです。どんな結末であれ、人は肉体を持つ限り、そういう運命を持っています。では、いつか来るその日まで、わたしはどうして生きているのでしょう？
難しいことを考えるなら「使命を全うするため」と答えるかもしれません。では、「使命」ってなんでしょうか？もしこの質問に答えられたとしても、本当にそれが「使命」であるということは、実際に終わってみないと誰にもわからないはずです。
だからこそ、今、目の前のことを全力で楽しむことです！やりたいことを、そして思ったことを現実にするために、今をひたすらに生きることだけでいいのです！人生を楽しむ、そのなかにこそ、あなたのこの人生での「使命」が必ず含まれています。ただ、それだけ。楽しみましょう！
『Mystical Shaman Oracle』 by Alberto Villoldo, Colette Baron-Reid
陰陽五行による解説
今回は「いずれ肉体を無くしてしまう」ということをテーマに「使命」について書いてみました。「現実」を生きていると、どうしても日々の忙しさのなかに自分が埋もれてしまって、気がついたときには「あれ、なにがしたいんだっけ？」となってしまいます。陰陽五行では「土」が「水」をやっつける、「土剋水」の状態になっていると表現できます。
そこで、自分は「いずれ肉体を無くす」存在であるということを意識していくことで、「土」がすべてではなく「水」の世界（肉体を無くした後の世界）が存在することを自覚させ、「目に見えるもの」がすべてではない、ということに気づかせるのが今回の本文になっています。「水」のなかにこそ、自分の本質があり、それに従って生きることは人生の「使命」を全うすることにつながっているのです。
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