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イヤなことだらけの世の中?

オラクルメッセージ

まわりのすべてが自分の敵のように感じてしまって、この世はこんなにもツラく、イヤなことだらけなんだ!と思ってしまうことがあります。そして、そんな世の中で楽しく愉快に生きているひとたちを見ると、きっとあの人たちの不幸が、全部こっちに押しつけられて、世の中の苦しみをひとりで処理させられているかのように感じてしまうんです。

しかし、本当は、わたしにも楽しいことはあったはずだし、ワクワクするような予定もないわけではありません。問題は「イヤなこと」に注意を向けて、それがすべてだと思い込んでしまうことです。

実は、幼少期に親からのアタッチメント(ハグされたり、愛情表現を受けること)がなかった人は「イヤなこと」ばかりに注目してしまうことがわかっています。「イヤなこと」のなかにこそ、親の愛があると信じて、そのなかに自らまみれてしまうのです。

逆にいえば、わたしはそういう育てられ方をして、そういう性質を持ってしまっているだけのこと。なんのことはない、わたしが「イヤなこと」に自分で、注目してしまっているだけなのです。そうして、そういうこともあるよねーと思ってみると、世の中の「イヤなこと」に注目する必要も、もはやわたしには必要のないことだと思えるような気がします。

『Mystical Shaman Oracle』 by  Alberto Villoldo, Colette Baron-Reid

陰陽五行による解説

「現実」の世界では、いいこともイヤなことも起こります。というか、出来事は出来事であって、いいも悪いもないのが本当のところです。それに対して、「イヤなこと」ばかりに注意が向いてしまうということは、「現実」に目を向けることができていないということになります。

陰陽五行では、この状態を「思いの殻に閉じこもる」と呼んでいます。「現実」ではなく、自分の「思い」のなかで生きているから、「現実」で起こっていることとは関係なく、「イヤなこと」なら「イヤなこと」しか起こらない世界にアクセスしてしまっているというわけです。

ですから、この状態を解消するには「現実」に目を向けること。自分の性質、心理的な問題のせいにして、まずは「現実」に目を向けるようにしてみることです。そうすれば、本当に「思いの殻」によって、みえる世界がまったく違っていたということに気がついていくことでしょう。

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