好きなことをしようとすると「こんなことをして、いいのかな?」と急に不安な気持ちになってしまうことがあります。しかし、考えてみれば、なにが「いいのかな」なのでしょうか?誰から「いい」をもらいたいのでしょう?少なくとも自分はやりたいと思っていることだから、自分では「いい」と思っているはずです。つまり、自分ではない他の誰かに「いい」と許可をもらいたいと思っていることがわかります。
「いいのかな?」と考えているとき、自分ではない他の誰かのために判断し、他の誰かに求められた自分を作ろうとしています。他のひとに「いい」をもらうための行動をしようとしているのです。
もっと自分のために楽しみましょう。あなたの人生は、あなただけのものであり、あなたがすべてを決めていいのです。誰かに許可を取ることなんて、まったく必要ありません。好きなこと、とことんやってみましょうよ!
『Mystical Shaman Oracle』 by Alberto Villoldo, Colette Baron-Reid
陰陽五行による解説
好きなことをすることは「思い」を「現実」にしていくことそのものです。陰陽五行では「木」から「土」に進んでいくルートと重なり、ここには「火」の触媒が必要とされています。
この「火」が「認めること」や「愛」の象徴であり、これがあることで「思い」は「現実」になっていくことができます。そして、この「火」は本来自分のなかにあるものであり、自分で自分を「認める」ことが重要だと教えてくれます。
しかし、親からのアタッチメントがない、あるいは周囲との知能の高低差が大きかった場合には、常に自分のことを否定する環境に置かれ、自分のなかの「火」が大人になっても十分に育っていないことがあります。そのため、他人に「火」を求めてしまうので、「いいのかな?」と確認しようとしてしまうことになるわけです。本当は、他人の評価なんて、なにも関係ないんですよね。
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