遊園地に行ったら、どれが一番空いていて、どういうルートで回っていけば効率よく回ることができるのか、よりたくさんの乗り物に乗ることができるのかと考えてしまいます。でも、これって、時間を有意義に使っているようにみえて、実はぜんぜん楽しめていなかったりするんです。
本当は乗りたい乗り物も混んでいるから後回し。こっちに行ってみたいけど、遠回りになるから後回し。で、結局最後まで乗りたい乗り物に乗れずに「あーあ、またやっちゃった」と後悔することになるわけです。つまるところ、「貧乏性」ということで、深いところの不満とともにどんどん貧乏になるための努力をしているということになります。
本当に楽しむためには、今そうしたいから、そうする、ということしかありません。実は、お金も同じです。自分が本当に満たされるものにお金も、時間も使うから、本当に豊かになっていく。「ない」と思うから「ない」、というのは「貧乏性」で、自分がわざわざ努力して築き上げている現実なのです。あなたはどちらの現実を選びますか?
『Mystical Shaman Oracle』 by Alberto Villoldo, Colette Baron-Reid
陰陽五行による解説
人は自分が思う形で、世界をみようとしています。「貧乏性」が発揮されるとき、自分が「貧乏」であることを証明しようとしている、つまり、そのための努力をしているようなものなのです。
自分が思う形で世界をみることは、自分の「常識」で世界を測ることであり、これは陰陽五行では「土」にどっぷりとはまっていることに象徴されます。「土」の世界では、自分の「常識」を疑うことなく、その世界にハマるしかないのです。本当に満たされるためには、自分の「常識」を疑って、真実を見抜く必要があります。
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