うまくいかないことを繰り返すたびに「あーあ、またこういうパターンだよー」と思ってしまいます。仕事にしても恋愛にしても、うまくいかないときは決まってこのパターン。気がついたら同じところにいて、そのまま下り坂を転落していってしまうようなことになっているのです。
いつも同じパターンとわかっていながら、結局同じパターンでうまくいかないことを繰り返すのは、以前の経験を活かすことができていないから。あれだけツラいを思いをしたのに、学んだことを活かせていないから、結局同じことを繰り返してしまうんです。
学んだことを忘れてしまっているのではありません。なにも学んでいないのでもありません。経験から学んだことは、自分の深いところにあって、言語化できなかったりするのです。そして、それは感情としていつでも蘇らせて使うことができます。ですから、もっと自分の深いところの感情に光を当ててみましょう。それをみつめることが、過去の経験を活かして、同じパターンで失敗しないためのカギです。
『Mystical Shaman Oracle』 by Alberto Villoldo, Colette Baron-Reid
陰陽五行による解説
陰陽五行では前のサイクルの終わりが「水」、そして次のはじまりが「木」に象徴されます。学んだことを活かすということは、前のサイクルから引き継がれたものが、次のサイクルにエネルギーを与えるということなので、まさに「水」から「木」のところを言っていることになります。
「水」は「本質」を意味し、それは人間では「感情」にあたります。つまり、これまでの経験から満出来たことの「本質」はことばにならなくても「感情」的なものとして、残っているものだということがわかります。
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