朝起きて、鏡に映った自分の姿をみて、とても惨めな気分になってしまうことがあります。わたしはもっと素敵な姿で、もっと素敵な生活をしているはずなのに、どうしてこんな姿でここにいるのだろう。そして、心のなかで「こんなのわたしじゃない!」と自分を全力で否定したくなってしまうんです。
このとき、鏡に映った惨めなわたしは、誰かに演じさせられていると考えられます。だって、わたしがわたしらしく生きているなら、そんなことを考える必要もないし、惨めだなんて感じることはないはずです。本当のわたしの感覚とズレがあるからそういうふうに感じるわけで、それは本来のわたしの感覚ではないのです。
「こんなのわたしじゃない!」と思ったら「演じているのかも?」と疑ってみる。そうすると、本当に演じている自分がいたことに気がつきます。惨めなわたしは誰かのために、誰かを喜ばせるために、自分で創りだしていたらしい。
『The Wisdom of Avalon Oracle Cards』 By Colette Baron-Reid
陰陽五行による解説
「こんなのわたしじゃない」と思うのは、「今の自分」と「本来の自分」にズレがあることによるものです。つまり、自分の「立ち位置」が本来の場所ではないことに気がついてきている証拠でもあります。そのため、「立ち位置」を変えてしまえば、本来の自分の位置に戻っていくことができるはずです。問題になるのは、本来ではない「立ち位置」にハマってしまっていること。これを陰陽五行では「土」にハマると表現します。
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