「部屋の乱れは、心の乱れ」と言われます。でも、自分の心が安定しているときでも、部屋が散らかっていることもあるし、逆に部屋が片付いているときでも、心がズタズタのこともあります。心が病んでいるときは、たしかに片づけられないけれど、そこに相関はあるのかしら、と思っていました。
人間の肉体のまわりにはエネルギーの層があって、スピリチュアル医学では、このエネルギーの層のほうに、先に不調が出て、それが肉体に影響してくると病気になったりすると考えられています。波動という言葉を使ったとき、それは単に肉体レベル、目に見えるレベルのことを言っているのではなく、このエネルギーの層の話をしているのです。
「部屋が乱れているのに、心が安定している」と感じているのは、自分の波動が低いレベル安定しているからだと考えられます。つまり、自分がすごく落ち込んでいるのに、それに気がつかない状態になっているわけです。ですから「掃除しよう」と思っても、きれいになったところが想像できないし、動こうと思っても動くことができません。それだけ、自分の波動が下がってしまって、本来の自分の動きができなくなっているからです。
ですから、まずは、自分の波動を高めることからはじめましょう。そのためには、自分が楽しいと思えることをすること。わたしが楽しい、心地よいと感じることをしていると、波動があがって、本来の自分でまわりを見渡すことができます。そうすると、自然と部屋をきれいに保つことができるようになるのです。
『ANGEL PRAYERS ORACLE CARDS』 By Kyle Gray
陰陽五行による解説
「自分が楽しいと感じることをする」とさらりと書いていますが、これには「取捨選択」をすることが必要です。「常識的には」とか「みんなもやっているから」というような価値観を超えて、自分にとってどうか、ということだけを考えて行動したとき、はじめて「取捨選択」となり、自分の波動を高めることができます。これは、陰陽五行では「金」に象徴されるものです。つまり、まわりの動きに合わせていると、いつまでも波動の低いままなのです。
コメント