これまでの人生で「誰かのために使ってきたエネルギー」を、自分のために使えていたらと考えるとおもしろいです。
わたしは自分のことよりも、他人のことを優先するのが美しいことだと思ってきたので、すぐに他人のためにどうするかを考えてしまいます。だから、そこで使ってきたエネルギーを自分のために使えていたら、自分のやりたいことがもっとできて、もっと楽しい人生を送っているに違いないと思うのです。
そもそも人間の脳は、自分のことしか考えられないようになっています。他人に対する思いやりも大切だけど、あくまで自分のことを大切にすることが先であって、自分を無視して、他人のためにエネルギーを注ぐことなんてできないんです。ですから、「他人のために」と思ってがんばっても、たいていは空回りして、ムダな結果に終わっています。わたしは、他人を優先して生きてきたはずなのに、友達が少ないのもこのためです。
「誰かのためのエネルギー」を自分のために使ってみる。そしたら、今やろうとしていることも、もっと集中して、軽やかにできちゃうかもしれません。このわたしのエネルギーは、ほかでもないわたしのためにあるから、それが本来の使い方なのです。わたしはわたしのために生きる。
『Whispers of the Ocean Oracle Cards』 by Angela Hartfield
陰陽五行による解説
「他人のためを思う」は、「思い」を使っているので、陰陽五行では「木」に象徴されます。「木」は「土」と逆のエネルギーになるため、ここで「他人のためを思う」とやればやるほど、「人間関係」は悪くなってしまうことになります(「木剋土」の関係によって「土」のエネルギーがやっつけられる)。
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