すべてが輝きだす

オラクルメッセージ

就職とかバイトの面接とかで書いた、履歴書を思い出します。学歴からはじまって、特技、そして長所・短所などを書いていきます。昔は、自分の短所ならわかるけど、長所がわからなくて、ずいぶん困ったものです。そんなとき、まわりの大人から「短所の逆が長所であって、長所の逆が短所だよ」って教えてもらったんです。

それで考えるとわたしは「短気(怒りっぽい)」が短所だと思っていたから、その逆は「情熱的(気持ちが入りやすい)」となるわけで、なるほど、たしかに自分で「短所」だと思っていることも「長所」に言い換えることができるわけです。

そう、多くの場合、自分の「長所」や「才能」というのは「短所」や「クセ(決めつけ、評価など)」に埋もれさせられているんですよね。ひとことで「短気」と言ったところで、なにに対してなのか、どうしてなのかって考えていくと、本当は「情熱的」な熱いハートを持っているからであって、それは短所ではなく、むしろ長所だってわかるんです。

わたしが短所だと思っていることも、本当は得意なことだったり、長所が隠されているのかもしれません。だとすれば、すべてが宝物で、すべてが輝きだすんです。短所はまだ研磨されていない原石。短所を短所だと決めつけていること自体が、宝の持ち腐れではないでしょうか。

『the dream weaver’s oracle』 by Colette Baron-reid

陰陽五行による解説

「短所」や「長所」といった「いい・悪い」の価値観で判断すること自体に問題があるという問いかけでもあります。「いい・悪い」で判断しようとする世界を、陰陽五行では「土」に象徴させます。自分の「枠」や「常識」で判断しようとするから「いい・悪い」をつけざるをえないわけです。しかし、実際には単なる性質であって、それがいいも悪いも、本当は存在しないのです。

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