占いでよく聞かれることのひとつに「あの人にどう思われるか」とか「家族がどう思っているか」とか、他人の気持ちを考えるというものがあります。わたしは、そのたびに「人の気持ちは考えないほうがいいのになー」と思うし、そして、それ以上に「それで、自分の気持ちは?」ってツッコみを入れたくなります。
人間は本来、自分のことが大好きです。本当に思っている以上に自分のことが好きです。だから、自分のことよりも他人のことを優先するとか、他人の気持ちを考えちゃうとか、逆にいえば、いかに自分のことをないがしろにしているかの証明でもあります。自分のことを考えるべきところで、他人のことを考えているのだから、圧倒的に意識の向け方が本来ではないのです。
ポイントは、本当の「愛」とは他人ではなく、自分から自分に与えられるものであるということです。「恋愛運の石」として有名なローズクォーツも、よくよく調べると「自己肯定感を高めた結果、恋愛もうまくいく」ということだそうです。だから、もっと自分を愛していいんです!いや、もっと自分のことを考える時間をとって、自分が喜ぶことをしましょう!自分への「愛」こそが、わたしの夢を叶え、わたしらしい生き方を進める起爆剤になっていきます。
『The Crystal Spirits Oracle』 by Colette Baron-reid
陰陽五行による解説
「自分を愛する」は、陰陽五行ではまさに「火」に象徴されます。「火の触媒」の本質的なところを書いてみました。「火」とは「心」であり「直観」であり、「高次の存在」ともつながっていますが、いずれにしても「自分が認める」がないと機能しないことがわかります。自分で否定してしまったら、いずれも、なんの意味もないことになってしまいます。そのベースにあるのが、自分を愛するということなのです。
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