占いをさせていただくときに、最後に「がんばります！」とよくいわれます。わたしは、その度に「それはちがうよ！楽しむんだよ！」と言い換えるようにしています。
じつは、このとき、わたしのなかにあるのは映画『スター・ウォーズ』のヨーダの名言「No! Try not. Do. Or do not. There is no try.（違う！やるか、やらぬかだ。ためしなどいらん。）」です。占いの結果として、なんらかのアドバイスを受け取ったとき、そこで「がんばる」というのは「やってみる(try)」に支点が置かれています。しかし、占いのアドバイスだから「やる」なら「やる(do)」しかないのです。そして、「やる」となればあとは楽しむしかない、とこういうわけなのです。
もっと極端にいえば「がんばる」といったとき、結果として「がんばったけどできなかった」って言えてしまうんですよね。そんな保険的なニュアンスも含めてしまうのは日本語のおもしろいところでもあります。しかし、結果を出したければ「やる」しかないんですよ！
だかこそ、ただ楽しむっていう前提が必要なのです。この人生はただ楽しむためにあって、「がんばる」なんていう保険は必要ないのです。（まぁ、「がんばる」が楽しいなら話は別ですが。）なにをするにも、ただ楽しむだけやで！
『Secrets of the Ancestors Oracle』 by Abiola Abrams
陰陽五行による解説
「楽しむ」は実際に「やっている」ときに使う言葉であり、「がんばる」はやってなくても「気持ち」だけでも使える言葉でした。「楽しむ」ことができるのは、そこに「没入」しているからで、これは陰陽五行では「土」に象徴されます。一方、「がんばる」では「思い」が先走っているので「木」の状態です。なにかをはじめて、実行に移したいと思っているなら、実際に行動する必要があるので「土」＝「楽しむ」のほうが必要であるということになります。
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