自分を誰かと比べる必要なんてない。わたしにはわたしの考えがあって、相手には相手の考えがある。誰にも、お互いそれを否定する権利なんてないんです。
わたしが昔から憧れていたのは、おとぎ話に出てくる「魔法使い」とか「仙人」みたいなひと。『ロードオブザリング』の「ガンダルフ」とか、『王様の剣』の「マーリン」とか、そんな大人になりたかった。あのひとたちの余裕っぷりと、ひとりだけ、別の時間で生きているような、浮世離れした感じが好きなんですよね。とりあえず、口ひげと杖と帽子くらいは欲しいと思ったよね(笑)
そして、彼らに共通するのは、誰かと比較して、戦うことはないってこと。もちろん、映画のために戦闘シーンはあるけれど、誰かと直接的に言い争いになったり、それで落ち込んだりみたいなことはない。みんなが困ったり揉めていたりしても、どこか遠くをみつめて、自分の世界をもっていて、自分の考えがちゃんとある。それが常に余裕のあるカッコよさを生み出しているわけですね。
自分の考えがあるなら、それこそが最高の知恵であり、武器になりえます。問題は誰かと比べたり、それを否定して認められなかったりすること。比較して戦うなんてもってのほかです。わたしのなかに筋の通った考えがあるなら、それを淡々と実行すれば、ちゃんと夢が叶っていく。
『Universal Dragon Oracle』 by Carla Morrow
陰陽五行による解説
「自分」は陰陽五行では「水」に象徴されます。まわりと「比較」してしまう世界観は、「あなたとわたし」の線引きがあり「枠」的な思考になるので「土」に象徴されます。「土」と「水」には「土剋水」の関係があるので、比較すると自分が発揮できなくなる、ということになります。
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