実家にいたころは、自分に与えられたご飯を残すことが許されなくて、どんなにお腹いっぱいだったり、食べたくなかったりしても、きちんと食べるように教育されてきました。それはそれでしあわせなことだったのかもしれないけれど、あとになって、みんなは残すという自由があったり、好き嫌いがあることが当たり前の世界をみると、やはりずいぶん抑圧されてきたように思います。
そして、なにより「残してはいけない」ということは「嫌でも食べる」という『貧乏マインド』を育ててしまうことになります。本当はあっちのほうが食べたいと思っていても、自分に与えられているのはこっちだからと、これで満足するように考えてしまうわけです。さらに、それは、食べ物だけにとどまらず、いろんなことに対して「とりあえず、これでいい」とか「与えられたものでいい」という発想のなかで判断してしまうから、結局、自分のために、自分で判断するってできていないことになるんですね。
本当は、残したっていいし、おかわりしたっていい。ごはんの食べ方だって自由で、生き方だって、もちろん自由。どんなありかたのわたしもわたしであって、そこにルールなんてないんです。残したいもの、イヤなものはイヤっていえるわたしも、わたしであっていいんです。
『Goddess Love Oracle』 by Wendy Andrew
陰陽五行による解説
「残せる」=「捨てる」ということであり、これは「金」に象徴されます。「金」は「土」の「枠」、つまり「みんな同じでなければならない」という世界観から抜け出すきっかけに成り得るもので、わたしが残したいもの、イヤなものを「残す」「イヤという」ことではじめて、わたしはわたしらしく生きることができるようになるのです。
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