すべてを信じるということ

オラクルメッセージ

占いをやっていて、一番おもしろいと思うことのひとつに「今、なにが出てくるかわからない」ということがあります。この瞬間に展開されるお話は、この瞬間だけに出てくるものであって、はじめから準備していたり、いつものパターンで決まっているものではないんです。ここではじめて出てきて、そして、二度とそれに出会うことはないわけで、そこに占いの無限の神秘を感じることができるんです。

考えてみると、これってカードとか、占いというものに対して、深い信頼がないとできないこと。カードに対しての信頼がないと「勉強しなきゃ」とか「調べておかなきゃ」と焦ってしまうわけです。すべてを信頼していれば、この瞬間がすべてであって、それを疑うこともないわけだから、純粋に「今、なにが出てくるか」という、まさに「卜占」の世界を楽しむことができるようになります。そしてはじめて、占いを楽しんでいるといえると思うのです。

本当は、生きていくということもそういうこと。今、自分が楽しいと思うことをやって、その先の結果なんて考えもしない。今、この瞬間を楽しむことに集中しているということが連続していくわけです。つまり、文字通り、占いは人生の縮図になっているのです。わたしが占いに惹かれているのは、結果を求めないを体現できるのがそこにしかなかったからかもしれません。人生そのものを手放しで楽しむことができるようになると、もっと無限の可能性につながっていくことができます。

『Oracle of the Mythic Heroes』 by Letao Wang

陰陽五行による解説

「占い」を「信頼」するということを書いてみました。これは言い換えれば「直感」を「信頼」するのと同じことです。そのため、陰陽五行の「火」の触媒を受け取ることそのものと同じ意味になります。わたしたちの人生がうまく回っていくときには、自分の「直感」を全力で信頼し、それを楽しんでいるものです。

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