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本当の個性を輝かせる方法

オラクルメッセージ

自分の「個性」を発揮するためには、いろんなことができたほうがいいと思っていました。「大は小を兼ねる」という言葉が常に頭のなかに響いていて、なにをするにも「あれもこれも」とあちこちに手を出すような発想になってしまうのです。

勉強は「国語ができたってダメ。数学も化学もできなければ意味がない。合計が大事なんだ!」といいながら、苦手な「数学」をがんばってみるけれど、ぜんぜん点数はあがらない。でも、得意な「国語」の勉強時間を「数学」にあてているわけだから、結果的に「国語」の点数もさがってしまって、勉強自体があまり好きではなくなってしまいます。

また、占いの勉強でも「占いはタロットができたってダメだ。命術も相術もできなければ、占い師になれない!」と意気込んで、たくさんの「四柱推命」「九星気学」「占星術」「手相」「顔相」などの本を買いこんではみるけれど、もともとそれほど興味がないわけだから、結局その本たちは机の隅に積まれたまま。こんなにたくさんの本を積んだまま、「タロット」の研究を進めるのもなんだか気が引けて、大好きな「タロット」の研究も億劫になってしまうのです。

もっと簡単な例があります。わたしには「食べ物」の好き嫌いがありません。子供の頃は、これをとても良いことのように思っていました。でも、大人になって「好きな食べ物は?」と聞かれたとき「いやぁ、別に好き嫌いなくって。。。」と答えるしかなく、自分の「好き」を見失っていることに気がついたのです。本当は「餃子が好きです!」って答えていれば、きっとおいしいご飯に連れて行ってもらえるのに。

「あれもこれも」という姿勢は、たしかに「学校での生活」や「なにかを学び始める」ときには大切な姿勢になります。なぜなら、その段階では「好きも嫌いもわからない」ので、とにかく「好き」と思えるものを見つける必要があるからです。

しかし、そこから本当の自分の個性として磨きをかけていくためには「引き算」の思考が重要になります。今まで学んだ数々のもののなかで、本当に自分が「好き」と言えるものだけにして、それを伸ばしていけばいいのです。勉強は得意な「国語」に、占いは好きな「タロット」に集中して取り組むことです。食べ物は、好きな「餃子」を食べればいいのです。

「個性」は「あれもこれも」できるということではありません。むしろ「これしかできない。でもこれがすごい」というところに本当の個性が宿ります。やってみると、ずっとシンプルなのです。シンプルだから、わかりやすくていいのです。本当の個性はそこにキラリと光ります。

陰陽五行による解説

「あれもこれも」といろいろと手を出して動けなくなってしまっている状態は、五行の「土(ど)」にあたります。五行の「土」は「花壇」のイメージなので、「花壇」のなかにいろんな花が突っ込まれて、いっぱいいっぱいになっているところを想像してください。当然、土も栄養も水も足りなくなって、やがて枯れてしまうでしょう。買ってきたお花の苗のパッケージには「花壇」でどれくらいの間隔をあけて植えればいいかがちゃんと明記されています。「花壇」の大きさに対して適切な植え方というものがあるのです。

ただ、人間の「土」に関しては、最初は何が根付くかわからないので、いろいろ植えてみることも必要です。つまり、自分が本当に好きだといえるものを見つけるまでの工程です。しかし、そこで「あ、これだ!」と少しでもピンときたものがあれば、迷わずそちらに向かっていくことが重要です。五行では「土」から「水」に向かうあいだの「金」で説明される部分です。「金」は「金物」なので、要らない部分を切り落とします。そうして後に残ったものが本当の自分の「個性」となって輝いていくのです。

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