「ひらめき」のマンガ表現として、電球がよく使われます。「ひらめいた!(電球ピカッ!)」というのは誰でも一度は見たことがあるし、「ひらめき」を表現するように言われたら、そのように描こうとすることでしょう。「ひらめき」をこのように表現する理由としては、エジソンが電球を発明したことに由来するということがよくいわれますが、実際にはそれ以外にも、光るもの(松明やロウソクなど)が描かれることもあり、「ひらめき」そのものが「光」と結びついていることがわかります。
つまり、「ひらめき」は「心の火」であって、それは暗闇でわたしを導いてくれるもの、そのものなのです。「ひらめき」に従ってみましょう。自分のアイデアをないがしろにしないで、思いついたらやってみる。やってみてはじめて、その「ひらめき」の価値がわかります。実践しないアイデアは、永遠に忘れられていくだけです。この暗闇から抜け出すための力は、あなたの「ひらめき」が与えてくれます。
『Mystical Shaman Oracle』 by Alberto Villoldo, Colette Baron-Reid
陰陽五行による解説
「光るもの」は、陰陽五行では「火」に象徴されます。「火」はまた「直感」の象徴でもあり、まさに「ひらめき」と重なっていることがわかります。そして、それは「思い」(木)を「現実」(土)に近づけるために必要不可欠なものであることから、「ひらめき」を活かすことが「火」を得て、思いを実現することと同じことを言っているのだとわかります。
つまり、「ひらめき」を無視することは、自分の「火」を活かさないことであり、それでは思いを実現させることができないということになるわけです。
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