いい影響を与えあう

人間には、それぞれの波動があって、その波動があうひと同士が出会うことになっています。そのため、あわないひととはどうやったってあわないし、そもそも、あう必要がないということです。逆にいえば、ここで出会わされるひとはすべて、今のわたしに必要だから出会うということになります。また、反対に、相手にとってもわたしに出会う必要があって、ここにいるということです。

そんな意識で人間関係をみてみると、すべての人間関係には、お互い、いい影響を与えあうものしか存在しないと考えられます。どんな人間関係も、そこで何かを学び、自分の成長のために用意され、そこには決してムダはありません。それがお互いに絡み合っているわけです。

すべての人間関係から「いい影響」を受けるということを前提にしてみると、大嫌いなあの人との関係も、それなりに有意義なものがあるような気がしてきます。確かに、ムカついたりするけれど、そこから学べるものもたくさんあるはずなのです。お互いに必要だから出会っていると考えると、感情抜きに、もっとニュートラルな視点で関係を考えられるようになります。そして、そこから得るべきものが、ちゃんと得られるようになっていくのです。

『Guiding Light Oracle』 By Kelly T. Smith

陰陽五行による解説

人との「出会い」は偶然であり、そこには「高次の介入」があるとしか思えないときがあります。「波動」という視点でみてみると、たしかに、そこでは出会うべくして出会っているということになり、陰陽五行では「火」の触媒に象徴されるものです。ポイントは、それはお互いに起こっているということです。どちらかが「表」や「裏」ではなく、お互いになんらかの影響を求めて、出会っています。だからこそ、感情的なところで判断せず、ニュートラルにこの人と向き合うことが必要です。