「物事がうまくいかない」って感じて、それを良い・悪いで判断してしまうのは、どこかで自分で決めていないから。「いや、自分ですべて決めたはず」と思っていても、突き詰めていくと、ガッチリと他人の意見がはさまっていたりします。
考えてみれば、わたしが受験でうまくいかなくて落ち込んでいたのは、親を悲しませるから。親に迷惑をかけるから。親の期待に応えられないから。
いや、そうはいっても、自分で進路は決めたと思っているし、自分で選んできたことだと思うし、後悔はしていません。でも、それ以上に、そこにガッチリと親の意見が組み込まれていて、自分の意見でどれだけ主張できていただろう、と思うのです。そう、当時の自分を鑑みると、自分の意見だと思っていたこと自体が、親(他人)の意見であって、自分で考えだした結論ではなかったと考えることができるんです。
最終的に信じるべきは、どこまでいっても自分の意見であって、そこに他人の意見が入るスキマはありません。それを見分けるためには「その結果で左右されるか」ということです。本当に自分で決めてしていることなら、結果で後悔はしないはずです。だって、自分で決めたから。そこで後悔したり、誰かを責めたりしてしまうのは、どこかで誰かの目を気にしたり、自分ではないものに従っているから。
そんな自分に気づいたら、ちゃんと自分に戻ってくる。自分の感覚に戻ってくると、わたしが本当にしたいこと、毎日をわたしのために生きることが、できるようになっていきます。
『Self-Love Oracle』 by Akal Pritam
陰陽五行による解説
「結果にこだわる」のは、あくまで「物質的な価値観」であり、これは陰陽五行では「土」に象徴される世界観です。一方、「本来の自分」は「水」に象徴される世界観であり、そこでは「結果」は関係ありません。また、「土」の世界観にいるからこそ、「まわりのこと」が気になるのであって、そこから抜け出すためにも、自分の感覚に戻るということが不可欠です。
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