わたしが自分のものだと思っていても、想像以上に他人のものを受け取っていることがあります。今、わたしが感じている感覚や感情をよく観察してみてください。それって、本当にわたしのものですか?
楽しいことをしようとしているのに、どこか後ろめたい感じがしてしまう。しっかり寝たし、ゆっくり休んだはずなのに、体が疲れた感じがする(もちろん、ひどい場合は病院へ!)。本当は悩まなくていいことなのに、ぐるぐる考えてしまっている(ことに気がついている)。これって、全部、本当は、わたしが感じているわけではなく、誰かの感情や感覚を受け取って、わたしのものにしてしまっているものです。だから、そこにどんな解決策を使っても、簡単には解消されないものになっています。だって、自分のものではないから、処理のしようがないのです。
「わたしは、わたし」と自分が本当に感じていることを、そのまま感じてみましょう。本当は、そんなにごちゃごちゃ考えていないし、疲れていないし、自分はこうしたいってはっきり思えているあなたがいるはずです。本来のあなたは、もっと自由に楽しめるんです。
『Spellcasting Oracle Cards 』 By Flavia Kate Peters & Barbara Meiklejohn-Free
陰陽五行による解説
わたしたちは必ず誰かから影響を受けながら生活しています。特に「家族」をはじめとする、自分が属する「コミュニティ」からは思わぬうちに、影響されているものです。そのなかでも、今回は「感覚」「感情」への影響を取り上げてみました。人との「つながり」は、陰陽五行では「土」に象徴されます。「土」は「エーテル体」を象徴するものでもあり「感情」や「感覚」は、この「エーテル体」を介して伝わるので、「コミュニティ」のなかで共有されていくことになります。
自分の感覚を大切にして、自分ために生きていくには、これをはっきりと「自分は自分」と切り取っていくことが必要です。「切り取って」というのは五行の「金」にあたるので、これは「土」が「金」の触媒を受けて「個性」の発揮ができる、ということに重なります。
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