決めつけが傷になるとき

オラクルメッセージ

自分のことを自分で「~のタイプ」と言ってしまうことがあります。「褒められれば伸びる」とか「好きなことだけやる気が出る」とか。しかし、そうやって自分を決めつけてしまったとき、逆もまたしかりになるから「褒められないと伸びない」だし「好きなこと以外はやる気が出ない」となってしまいます。そうなると、もはや自分で自分にかけた呪いですね。

自分のなかでの「決めつけ」で動けなくなるとき、心理学ではダブルバインドが起こっていると考えます。「自分は~のタイプだから、~できない(でも、したい)」と考えることは、真逆の考えを自分のなかに持つことです。真逆の考えを持つと、人間の脳は混乱して、動けなくなってしまいます。これをダブルバインドというのです。そして、ダブルバインドでは心が真逆の方向に引っ張り合っているから、まさに心が割けて、そこに傷ができてしまいます。

そうやって、結局「自分はなにがしたいんだっけ?」と心に傷を抱えて生きていくことになるのです。ですから、まずは決めつけを疑ってみること。「自分は~なタイプだと思っていた(言われてきた)けど、それって本当?」と思ってみます。ひとは変わっていくものです。自分で思う「~なタイプ」ほど、当てにならないものはありません(他人から言われたことも同様です)。そして、疑いをもって、その枠がなくなっていくと、傷が癒されて、本来の自由なわたしに戻っていくことができます。

『GODDESS POWER ORACLE』 By Colette Baron-Reid

陰陽五行による解説

「~なタイプ」というとき、自分を「枠」に押し込めることになります。これは陰陽五行では「土」に象徴されます。「土」の世界観だと、心さえも「傷」を負ってしまうことになります(リアルに炎症が起きる)。心の傷を癒すためにも、まずはここから脱出することが大切であるということ書きました。決めつけて「枠」に閉じ込めることが、いかに悪影響を及ぼすかということです。

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