自分の好きなものを好きって言うことは、恥ずかしいことだと思っていました。みんなと違う趣味だとか、好きなものがあることは、普通のひとから外れていくこと。わたしは「ゲゲゲの鬼太郎」が好きなことも、映画が好きなことも、ディズニーが好きなことも、誰に言うこともなく、自分のなかで完結させてきました。あくまで普通でいたかったから。
大学生になる頃まで「オタク」と呼ばれるひともまわりにいなかった(見ないようにしていたのだと思います)ので、極端になにかが好きなのはおかしいことで、いわゆる「オタク」という変なイメージを抱いていたのです。
でも、好きなものは好きって言えれば、それだけでずっと世界は広がります。まわりに引かれるくらいのオタクであっても、好きなものは好きで、ちゃんと表現していれば、そういう仲間が集まってくるんですよね。「オタク」とか言ってバカにしてくるのは、わたしの好きを理解できないだけで、そんなひとたちと関わる必要もないわけです。
好きなものは好き。それがわたしの世界であって、誰にも止める権利はありません。わたしが好きを表現すれば、好きな世界はもっと大きくなっていきます。
『Whispers of Love Oracle』 by Angela Hartfield
陰陽五行による解説
「好き」を表現するためには、他のひとと同じではいられないという恐怖を乗り越える必要があります。みんなからはみ出すという恐怖があっても、それはそれで自分であると受け入れることが、本来の自分になっていくことなのです。陰陽五行ではこれを「土剋水」のルートで示しています。自分の好きを表現することは、みんなが同じではなく、それでいて自分だけが特別ではないということに気がつくためのきっかけになっていきます。
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