苦しめば愛される幻想があると、苦しい現状から抜け出すことが難しいです。愛ってほんとは無限であって、無条件。だから、わたしがどういう状況であっても受け取ることができるはずだし、当たり前にそこにあるもの。
しかし、小さい頃にアタッチメント(親からハグされたり、可愛がられたりする経験)がなかったひとは、なんとかして親の愛情を得ようとするから、無条件の愛を信じることができません。自分ががんばれば、苦しめば、それを得られると信じているので、いつまでもがんばり続けてしまうんです。いつか、あの苦しみのなかで、少し褒められたような、あの喜びをもう一度、と。
改めて書きます。愛は無限で、無条件のものです。誰にでも、その存在だけで与えられて当然です。苦しみの果てにあるものではありません。苦しめば愛されるは、幻想です。これまでのことも、ちゃんと思い出してみてください。苦しんだから愛されたのは本当ですか?わたしが楽しく過ごしているときこそ、やさしい目線を感じていなかったでしょうか?
『Oracle of Mystical Moments』 by Catrin Welz-Stein
陰陽五行による解説
「愛」とは「発散するエネルギー」であって、ただそこにあるものです。そのため、無条件が当然なのです。陰陽五行では「愛」は「火」に象徴されます。「火」は「愛」の「あたたかさ」や「光」を象徴しているわけです。「火」もなにがあって燃えているわけではありません。「太陽」も同じです。ただそこにあって、無条件に注がれてしかるべきなのです。
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