だれでもまわりの目からの影響を受けて、自分の行動やあり方をその都度決められています。
そうして、気がついたら、わたしはなにかの役割を演じさせられ、いつのまにかその役になりきっています。つまり、そこでのわたしは、本来のわたしではなくなって、そこで必要とされるような、そういう人物になってしまうんです。
わたしの場合、家族といっしょにいることは「落ちこぼれで、どうしようもなく、いいかげんで、そして、みんなのゴミ箱」という役割を買ってでることになります(まわりがどう思っていようと、そういう役割になってしまいます)。もちろん、どういう関わり方でも、あえてひとを貶めようとしているわけではなくて、それがパワーバランスなどで無意識に決まってしまうという感覚です。いわば、猿山のサルたちが、生まれながらに役割を決められるような、そういう感覚とおなじです。
そんな役割を演じている感覚がわかるようになってくると、自分が演じたくない役割があること、また自分が演じたい役割があることに気がついてきます。自分がなりたいのは、間違いなく後者であって、演じていたい自分でいること自体が、自分のための人生を生きることにつながっていきます。
わたしは、わたしのためにどんな自分を演じたい?そんな自分を演じることが、わたしがわたしらしく生きるための第一歩です。
『Divine Circus Oracle』 by Alana Fairchild
陰陽五行による解説
「つながり」は陰陽五行では「土」に象徴されます。「土」は「土俵」のことなので、その「土俵」にあがると、他のひとたちと並ぶことになって、そこでの力関係が関係性に反映されていくことになります。それが自分にとって、気に食わないものなら、あえてそこに居る必要はないわけです。ここでは、それを「演じる」と表現し、ひとつの「舞台」として考えてみました。
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