ともかくうごこう

オラクルメッセージ

学生時代に先生から教わった言葉に「知覚動考(ともかくうごこう)」というのがあります。忘れもしない、あの学校で一番厳しいとされる授業で、実技試験に合格しなければならなかったのです。実際、わたしの代の生徒はこの授業がダメで3人学校をやめていきました。その厳しい授業で教えられたのが、この言葉でした。

この言葉には2つの意味があって、ひとつは読みの「ともかく動(うご)こう」、そして、もうひとつは「知覚動考」の漢字の意味になります。分解すれば「知る、覚える、動く、考える」となって、つまり「知識を身につけたら、行動し、それから考える」という意味になります。いずれにしても、とにかく行動が先!ということで、ついつい考えてしまって、実技を怠ってしまうわたしたちのための言葉だったわけです。

なにかを知るということは、それを行動に活かすということ。そうしなければ、その知識は何の意味も持ちません。それが知識だけで終わってしまうことをノウハウコレクターというのです。ノウハウコレクターから脱出したいなら、とにかく動くこと。なにか行動に移すこと。考えるのは、動き出してからなんです。

『Wisdom of the Wild Things Oracle』 by Angi Sullins

陰陽五行による解説

「知覚動考」は「知る」=「木」、「覚える」「行動」=「土」、「考える」=「水」となり、ぴったりと陰陽五行の哲学と重なることがわかります。こういうサイクルで回しているからこそ、「火の触媒」「金の触媒」という高次の介入が入ってきてくれるのです。

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