勉強するのは、自分がしたくなったときでいい。学校での勉強は、みんなに合わせたカリキュラムがあるから、それに従わないといけないけれど、学校から一歩外に出れば、そんなカリキュラムは存在しない。だから、学生のときみたいに、歯を食いしばって勉強しなくて、自分がしたくなったときに、したいだけ、深く、深く勉強すればいい。
わたしは受験もうまくいかなかったし、いくら勉強してもテストでまともな点数が取れるようにならなかったから、ずっと自分はアホだと思ってきました。アホだから、基礎の基礎からしっかりやって、と思うのだけれど、どれだけやっても頭のいい人たちとの差は歴然で、元々の能力の差があるのだと惨めな思いをしてきました。
しかし、学校から外に出てみると、あら不思議!あれだけ勉強してきたことは、この世界で直接使うことはほとんどないし、苦手だった数学とか化学なんかの知識を求められることもない。さらに、わたしが好きで読んでいた趣味の本のほうがよっぽど役に立つし、好きでいつの間にかやってきたことが、世の中では「勉強」であって、学校で学んできた世界とはまったく違うのです。
勉強がしたくなるのは、それぞれのタイミングがあります。誰かのカリキュラムに合わせてがんばる必要なんかこれっぽっちもありません。自分がしたくなったときに、好きなことを、好きなだけ勉強すればいいのです。それが勉強です。
『KEEPERS OF THE LIGHT ORACLE CARDS』 by Kyle Gray
陰陽五行による解説
「勉強する」とは、なにかの情報を「明らかにする」ということです。そのため、陰陽五行では「火」に象徴されます。「火」は「好きなこと」「心」とつながっており、やはり「好き」をベースにしておくと「勉強」がはかどることがわかります。また、「火」は「火の触媒」として、直観的かつ外からやってくるものとしても説明されます。「勉強」したくなるのにタイミングがあるのは、それは「高次の存在」によって、タイミングが与えられるからに他ならないのかもしれません。
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