甘やかすからうまくいく

オラクルメッセージ

「甘やかす」というとあまりポジティブな意味では理解されていない言葉です。昔も今も、教育の現場ではみんなに合わせることを教わり、自分の価値観で動いたり、みんなからズレた行動をしたりしているとひどく叱られます。そういう世界を信じて生きていると「甘やかす」なんてとんでもないことで、「甘やかされて」いる友達やどこかの子供をみると「アイツ絶対、将来困るから!」と思わず口にしてしまいます。

しかし、そんな厳しい世界のなかにいても、それほどうまくいってきたような気がしません。たしかに、学校ではそれなりの成績を保つことができました。けれども、あの「甘やかされて、絶対ダメになる!」と思っていた友達は、もっとうまく切り抜けていったし、社会的にもちゃんと成功したらしい。いつの間にか「ダメになっている」のは、甘やかされなかった自分のほうで、今までの厳しい世界はガラガラを音を立てて、その神話が崩れ落ちていくのです。

結論、甘やかすほうがうまくいきます。褒められるからもっと褒められるように行動することができるのです。わたしが完璧主義で行動できなくなるのは、本当は褒められたいから。でも、完璧を求めて行動しないあいだに、適当でも行動できたひとがどんどん褒められ、甘やかされます。自分は完璧にして褒められたいのに、それは不可能だから、いつまでたっても褒められないし、いつの間にか自分で自分を責めることをはじめてしまいます。

大人になったら、自分で自分を甘やかしてあげましょう。他人にするように自分にもプレゼントを買って、思いっきり褒めちぎりましょう。普段からほんとうによくやっています!すばらしいです!そして、自分を甘やかすと世界はどんどんやさしくなって、自分も周囲にやさしくすることができます。そんなやさしい世界は、甘やかすことで開けていきます。さぁ、今日はどうやって自分を甘やかす?

『Path of the Soul Destiny Cards』 by Cheryl Lee Harnish

陰陽五行による解説

「自分が信じていることが現実になる」のは、スピリチュアルの「引き寄せの法則」に限らず、もはや心理学でも常識になりつつあります。陰陽五行でもこの概念は説明されていて、「木」の「思い」は「土」の現実につながっていき、そのあいだには「火」の触媒がはたらいています。ここでの「火」の触媒とは、明るい「火」で「あきらかにする」ということであり、明らかになった思いが現実になっていく、まさに「引き寄せの法則」そのものであることがわかります。

しかし、「火」の触媒の意味はこれだけではありません。「火」は「愛」や「共感」の象徴です。つまり、「思い」を「現実」にするためには「愛」や「共感」を受けることが必要であるとも解釈されるのです。たとえば、子供は親に「認められ」たり、「褒められ」たりしたことをずっとやり続けようとします。それがいずれ得意になっていって、才能や天才と呼ばれるようになったりするわけです。

今回の「甘やかす」ことは、この「火」の触媒を意味しています。大人になったら、自分で自分を「甘やかす」ことで、自分の「思い」を「現実」につなげていくことができます。思い切り甘やかしていいんです。そのほうが必ずうまくいきます。

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